昇級試験の論文の書き方
昇級試験、皆さん苦戦していませんか?
特に理系の人であれば、
「日本語を書くのにこんなに苦労するのか…」
と戸惑うことが多いと思います。
そこで、まずもって何を書いたらいいかわからない!!
という人に向けて、昇級試験の論文の書き方(考え方)を説明していこうかと思います!
私もまだまだ未熟ですが、皆さんの参考になると非常に嬉しいです!!
まずは現状を把握
まずは、あなたの現状を把握していきましょう。
下記に、昇級試験の論文がうまく書けない問題に対する、
問題点と、課題をまとめてみました。
目的 | 昇級試験に合格する論文を書きたいが、 |
現状(問題) | 現状、5時間考えても遅々として進まない。 |
問題点 | 問題点として ①書く内容が定まっていない ②答えがあるが文章が進まない の2点が考えられるので、 |
課題 | それぞれの問題点に対して、 ①答えの導き方を覚えること ②文章の書き方のテクニック覚えること で解決していく |
具体策 | ①の具体策については、この記事を参考に ②の具体策については、「」の記事を参考にしてください。 |
この記事に行きついたということは、
「昇級試験に合格できるような論文が書けない」
問題を抱えていると思いますが、
その理由は、
①書く内容が定まっていない のか
②答えがあるが、文章がすすまない のか
のどちらかになるかと考えます。
あなたは、どちらの状態でしょうか?
①に対しては、答えを導くテクニックを覚えることで解決、
②に対しては、文章の書き方を覚えることで解決
できますが、今回は
①答えを導くテクニック
に対して、具体策を記事にしていきたいと思います。
②については、この記事を参考にしてください。
昇級試験の論文の書く内容(答え)を導くテクニック
それではさっそく、昇級試験の論文の書く内容(答え)を導くテクニックについて
解説していきたいと思います。
昇級試験で求められる内容は、
「昇級したら、あなたはどのように会社に貢献していきますか?」
「昇級したら、あなたは自部署にどのように貢献していきますか?」
という設問になるかと思います。
そして、自部門にどのような貢献を行うかは、
現状の問題解決を行うことで貢献していくとするのが一般的です。
ですので、
・いままで、自作業レベルであった問題とその解決を、
↓
・論文では、自部門レベルまで押し上げて問題を考え、解決をしていく
必要があります。
この「自部門レベルの問題」というのが、
厄介で論文が進んでいない人は、ここに頭を悩ませることになっているのではないかと思います。
・問題と問題点は違うということを理解する
逆にこの問題定義のステップを乗り越えてしまえば、
そこから先はある程度書くことができると思いますので、
このレベルの問題解決について、その手法を確認していきましょう。
言葉の定義などは、少しめんどくさいのですが、
・問題と問題点は違うということを理解する
ことが大事になってきます。
この違いを理解するために、RPGの勇者の例を書いてみました。
①目的(理想は?) ⇒ あの町に行きたい
②問題( 現状は?) ⇒ 行けない。
③問題点(なぜか?(複数ある)) ⇒ 目の前に岩がある。
横道もがけ
知識がない
④課題(解決するには?) ⇒ 岩を壊す。
回り道をする。
周りの人に聞く
⑤具体策(その手段は?) ⇒ 自分が強くなる。物を買ってくる。人を集めて押す。
地図を見る。魔法で空を飛ぶ
前の街に戻る。
上記の通り、
担当レベルで抱えている問題は問題点レベルであって、
ここで意味するところの問題ではないことに気づくと思います。
ここで意味するところの問題とは、あくまで「理想と現実のギャップ」であり
基本的には「部署で1つ」定まったものになるかと思います。
そして、そのギャップがなぜ生じているかというと、
様々な問題点があるからになります。
ですので、オリジナリティを出していくのは、この「問題点」からになります。
問題点の大きさを考える。
昇級試験の論文の採点者は、1人で数多くの論文を読んで採点していきます。
かなり労力のいる仕事ですので、
一気通貫、読み返すことのない文章
が必要になります。
ですので、
①目的(理想は?)
②問題( 現状は?)
③問題点(なぜか?)
④課題(解決するには?)
⑤解決策(その手段は?)
の流れでシンプルに書いていく必要があります。
これらの内容を、一気通貫、読み返すことのない文章で書くためには、
ちょうどいい問題点を決めることが重要になります。
下記図は、②問題③問題点④課題⑤解決策関係を図にまとめてました。
②問題は 1つ
③問題点は 複数
④課題は 問題点に対して1つ
⑤解決策は 複数
となります。ここで、
・問題点が小さすぎると、問題点①のように、課題=解決策と担当レベルの問題点になります。
逆に、
・問題点が大きすぎると、問題点③のように、問題点の下に問題点が連なり、話が複雑になってしまいます。
よって、
論文で狙うのは、問題点②のように、問題に対して解決策が2つ程度あるものになります。
↓論文に書くのは、
これくらいのイメージで書くと、読む人が混乱しないですね。
問題点と、解決策をついにする。
また、
一気通貫、読み返すことのない文章
を作るためには、問題点と課題を1対1にすることが重要になってきます。
先ほど例にあげた、勇者の例であれば、
③問題点(なぜか?(複数ある)) ⇒ 目の前に岩がある。
横道もがけ
知識がない
④課題(解決するには?) ⇒ 岩を壊す。
回り道をする。
周りの人に聞く
・岩がある ⇒ 壊す
・横道が崖 ⇒ 回り道をする
・知識がない ⇒ 人に聞く
というイメージですね。
ここまでは1対1で、
岩を壊すためには、
自分が強くなる。物を買ってくる。人を集めて押す。 などの複数の解決策が考えられます。
これらをまとめると
これらをまとめると、
①部署の理想の姿を部方針から読み解く (理想)
②それに対して、現状がどうなっているかを部方針から読み解く (問題)
③その問題が生じている理由をとりあえず書き出す。(問題点)
④問題点の課題を考える (課題)
⑤具体策を考える (解決策)
という形になります。
ここでのポイントは、
①②は自分で考える必要がないこと
③④⑤は規模が大きくなりすぎないように、
まずはアイデアを広げてからコアとなる問題点を抽出する。
ことが重要かと思います。
参考になる図書
これらの問題を考える中で、
【森岡毅】さんの誰もが人を動かせる
を一読されるといいかと思います。
結果として、楽な道はない。という結論にはいきつきますが、
「人間は自己保身に走る生き物」
というキーワードで、
担当者としては誰もが、感じていることを具現化してくれている著になっており、
参考になるかと思います。
まとめ
今回は、
昇級論文の書き方として、
①答えを導くテクニック
を解説してまいりました。
但し、答えができても、文章になると難しいところがありますので、
是非、こちらの記事も読んで参考にしていただけると思います!!
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