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IHコンロの電気代vsガスコンロのガス代!安いのはどっち?理論値で計算してみた!

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IHコンロの電気代vsガスコンロのガス代!安いのはどっち?理論値で計算してみた!

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フルフラットになっていておしゃれで洗うのも簡単なIHコンロを導入しようかと考えているんだけど、、ガスと電気で使うものが違うため、

・実際のところガス代・電気代ってどっちが安いんだろう?

というところが、分かりにくくなっています。

そこで今回は、IHコンロとガスコンロの電気代・ガス代を理論値で計算し、どちらが安いか確認していきたいと思います。

結論から先に。

まずは、忙しい人のために、結論から先に!

電力の契約内容によって、大きく答えが変わるのですが、下表のとおり

大阪ガスvs関西電力(従量電灯A:第一段階)では、1年間で100円の差も出ないですが、若干IHコンロの方が高い!

世帯人数kcalガス使用量ガス代電気使用量電気代
1454,04583m311,888円587kwh11,920円+32
2566,780103m314,839円732kwh14,880円+40
3679,515124m317,791円878kwh17,839円+49
4792,250144m320,743円1,024kwh20,799円+57
5904,985165m323,694円1,169kwh23,759円+65
61,017,720185m326,646円1,315kwh26,718円+73
大阪ガスvs関西電力(従量電灯A:第一段階)

大阪ガスvs関西電力(オール電化のリビングタイム)では、1年間で2300円~5000円程度、IHコンロの方が高い!

世帯人数kcalガス使用量ガス代電気使用量電気代
1454,04583m311,888円587kwh14,196円+2,309
2566,780103m314,839円732kwh17,721円+2,882
3679,515124m317,791円878kwh21,246円+3,455
4792,250144m320,743円1,024kwh24,771円+4,028
5904,985165m323,694円1,169kwh28,295円+4,601
61,017,720185m326,646円1,315kwh31,820円+5,174
大阪ガスvs関西電力(オール電化のリビングタイム)

という結論になりました!

ガスコンロの方が若干安い結果となります!!

ガス代と電気代

では、実際にガス代と電気代を計算していきたいと思います。

ガス代、電気代の計算は

・ガス代 = ガス使用量 × ガス料金単価
・電気代 = 消費電力  × 電気料金単価

で計算することができます。

当たり前ですが、使用量とその単価ですね。

ただし、ガスと電気ですで目に見えるものですし、なんとなくわかりにくいですよね。

必要なエネルギーは同じ。

では、まず使用量について解説していきたいと思います。

必要なエネルギーは同じ。

当たり前ですが、ガスであろうが、電気であろうが、温めるために必要なエネルギーは同じです。

ガスだとエネルギーが100必要なのに、電気の場合50になる。ということはありません。

例えば、10Lの水を沸騰させる場合を考えていきましょう。

10Lの20℃の水を沸騰させるためには、小学生で習った通り、

10L×(100-20)℃=800kcal

のエネルギーが必要です。

これは先ほども言いましたが、ガスであろうが、電気であろうが変わりません。

しかし、ガスの使用量は『m3』で表されますし、電気の使用量は『kwh』で表されますので、単純に比較することができなく分かりづらくなっています。

ですので、この800kcalを『m3』と『kwh』に変換する必要があります。

ガスの使用量について

ではまずは、ガスの使用量『m3』から見ていきましょう。

ガスは1m3で11000kcalのエネルギーを生み出せます。

よって、ガスの使用量は

800 [kcal] / 11000 [kcal/m3] = 0.073 [m3]

と簡単に計算することができます。

しかし、ガスコンロの火は、横に広がりますので、効率は50%程度といわれています。

よって、ガスコンロのガスの使用量は、

800 [kcal] / 11000 [kcal/m3 ]/ 50% = 0.146 [m3]

となります。

IHコンロの電気使用量

次は、IHコンロの電気の使用量です。

電気は1kwhで860kcalのエネルギーを生み出すことができます。
※厳密には、単位を変換しただけですが、、、

よって、電気の使用量は

800 [kcal] / 860 [kcal/kwh] = 0.93 [kwh]

となります。
しかし、IHコンロもガスコンロ同様すべてのエネルギーを食材に与えることはできず、効率は90%程度だといわれています。

よって、IHコンロの電気の使用量は

800 [kcal] / 860 [kcal/kwh] / 90% = 1.03 [kwh]

となります。

次に料金単価を見てみる。

上記の通り、どれだけの量使用する必要があるか分かりましたので、次は料金単価を見ていきたいと思います。

ガスの単価

まずはガスの単価です。

下記表は大阪ガスの価格表になっています。多く使えば使うほど基準単位料金は低くなっていくようです。

一般的な家庭では約30m3程度使用するとされていますので、下の表から、「1m3当たりの使用量は144.52円」であることが分かります。

先ほど求めたガスの使用量は、0.146m3でしたので、10Lのお湯を沸かすためのガス代は

0.146 × 144.52円 = 21.09円

であることが分かります。

大阪ガス

電気の単価と電気代

次は電気代です。

電気代は、段階性になっております。

電気の使用量は、1.03kwhでしたので、上記の表より、

・第1段階 20.32×1.03kwh=20.9円
・第2段階 25.80×1.03kwh=26.6円
・第3段階 29.29×1.03kwh=30.2円

となっています。

また、オール電化住宅などでは料金形態が違いますが、一般的に使う時間帯は23.47円/kwhとなっているようです。この場合は

・第3段階 23.47×1.03kwh=24.2円

となります。

ガス代、電気代の比較

上記の結果より、

ガスコンロとIHコンロは ほぼほぼ同等 、

ガスコンロの方が若干安い傾向にはありそうです。

環境省の用途別エネルギー消費量によると、台所のコンロの年間の消費量は下記式で計算できるようです。

台所のコンロの消費量[kcal/年] = 341,310 + 112,735×世帯人数

この式に当てはめて、ガス代、電気代を計算してみると世帯人数によりますが、2300円~5000円の差となってくるようです。(電気代は、オール電化の24.2円で計算)

世帯人数kcalガス使用量ガス代電気使用量電気代
1454,0458311,88858714,1962,309
2566,78010314,83973217,7212,882
3679,51512417,79187821,2463,455
4792,25014420,7431,02424,7714,028
5904,98516523,6941,16928,2954,601
61,017,72018526,6461,31531,8205,174

ちなみに、従量電灯Aの場合の第一段階の場合の差は100円もないことが分かります。

世帯人数kcalガス使用量ガス代電気使用量電気代
1454,0458311,88858711,92032
2566,78010314,83973214,88040
3679,51512417,79187817,83949
4792,25014420,7431,02420,79957
5904,98516523,6941,16923,75965
61,017,72018526,6461,31526,71873

まとめ

ガスコンロとIHコンロのガス代と電気代の比較をしてきましたが、

オール電化の家庭で、1年間で2300円~5200円(1人世帯~6人世帯)、ガスの方が安いことが分かりました。

月々に直すと200円~400円程度の差になりますので、使い方次第でそこまでの差が出ない可能性もあります。

また、実は、「お風呂のガス代」と「コンロのガス代」を比較すると、お風呂のガス代が80%~90%を占めます。

ガス代の大半を占めるのが、実際は「お風呂」での使用になりますので、そこまで深く考えずに、好きな方を選んで使用するのがいいかと思います!

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