【無料】請求書作成プログラム(電子帳簿保存法対応‗副業、個人事業主さん向け)
個人事業主を困らせる、電子帳簿保存法。
楽になるはずが、タイムスタンプの導入が必要???ということで、
認可をとっているところに頼むと、初期費用で大きくお金が必要になってきます。。
会計ソフトなどで対応するのがいいのかもしれませんが、
そんなにお金をかけれない。。。
ということで、今回は「GOOGLE」さんのお力を借りて、請求書作成プログラムを作成してみました。
タイムスタンプ問題
まずは、タイムスタンプ問題の整理から。
データを電子データで保存しなさい。といわれている一方で、
電子データって簡単に改ざんできるんじゃない??
ということで、改ざんを防止するためにできた法律が電子帳簿保存法です。
そこで登場するのがタイムスタンプです。
ファイルに「時間を示す暗号」なるものを付与して、その時間に作られたことを証明するイメージで、「一般財団法人日本データ通信協会の認定事業者」が提供しているサービスを利用する必要があるとのことです。ただそれを行うためには、費用が高い。。。。
これって、個人事業主が対応できるの?という問題が出てきます。
実際のところどうなのか?
ということで、実際のところどうなのかを確認したところ、
まず、国税庁が出しているチラシには、
基本的には、下記の通り、
①改ざん防止のための措置をとること。
②日付等で検索できるようにすること
が必要で、①は最低、「改ざん防止のための事務処理規定を定めて守る」でも構わないとのことです。
登録、変更する際には、上司なり「第3者の目が必要ですよ」って感じですね。
ということで、今回はこの「第3者の目をグーグルさんにしてもらう形」になります。
「第3者がグーグルさん」で大丈夫なの?
ここで疑問になるのが、第3者がグーグルさんで大丈夫なの?というところですが、
国税庁の知り合いに確認したところ、
基本的には、「改ざんされるデータ」で履歴が取れないデータとは、社内サーバー、個人パソコンのような、オンプレ環境にあるものが対象であるという見解を得ています。
こちらのブログでも、同様の意見ということですね。
といっても、結局解釈の違いとか言われていろいろと難しいところはありそうです。
が、個人事業主レベルでは、これくらいの解釈でしか対応できないですよね。。。
【無料】請求書作成プログラムについて
ということで、ここからは作成した請求書作成プログラムについて、説明していきたいと思います。
概要
本プログラムは、
グーグルのプログラムGASを用いて、
・グーグルスプレッドシート
・グーグルドライブ(PDFファイルの保存)
にデータを作成、保存していく
プログラムになります。
データの流れは、
①いつも通り請求書を作成。
②登録ボタンを押すと、PDFとシートを作成。
③取引実績表にデータを追加。
④実績表にリンクを張り付け、検索性を向上。
⑤タイムスタンプ機能については、グーグルドライブの履歴にて、どのような操作がなされたかを確認できますので、そこで変更履歴を確認。(↓過去7年間見れています)
古いフォルダを検索したところ、2022年4月時点で、2015年5月の履歴を確認することできましたので、必要十分なデータを持っていると思っても大丈夫ではないかと思います。
⑥請求金額一覧表を作成し、毎月の請求額の一覧も自動で作成できる。
という流れです。
これで、データの改ざんに対する対応(タイムスタンプ)もok,検索性もいい、
国税庁のチラシに合致したデータを作成できます。
実際の画面を見せながら説明
まずはざっくりと、動画でどのような動きをするか確認してください。
↓ではシートを見ながら詳細を説明していきます。
初期設定
初期設定は、
・シートの保存先を設定、PDFの保存先フォルダを設定(ともにURLを張り付けるだけ)。
・請求書に記載する自社のデータと、振込先を設定。
・シートの名前の頭文字を設定
するだけで、完了です。
請求書作成シート
請求書はいつものように作成してください。
完了したら、登録ボタンをクリックです。取引実績表と、PDFに自動で保存されます。
(請求書番号も自動で更新されます。)
取引実績表
取引実績表では、シートへのリンクと、PDFへのリンクが張ってあります。
ですので、PDFファイルを探す手間がかかりません。
PDFファイル
逆にPDFからも、シートへのリンクが張ってありますので、相互の関係もピッタリです。
変更履歴について
PDFの保存先フォルダでは、下記の通り、履歴を見ることができますので、改ざんされても履歴が残るようになっています。
請求額一覧表
また、各社への請求金額一覧表も自動で生成されますので、
各社に払った金額を月ごとに確認することも可能です。
認可について・・・
どうせなので、認可ソフトとして認定してもらおうと思ったのですが、
大変な費用が掛かることが分かったのであきらめています。。すみません。。。
プログラムの配布
まとめ
電子保存により、色々とメリット出るかと思っていたのですが、
やはりデメリットも出てきますよね、、、
がんばれ日本!!!ということで、新しい目を摘まないためにも、
ぜひこのプログラムで、お金をかけずに電子請求書の作成を行ってみてください!
簡単な導入の案内なども、お気持ち程度のお金で承りますので、
コメント欄(メールアドレス必須)に書き込んでいただければと思います!
その他参考URL
スモールビジネス(個人事業主登録者)が電子帳簿保存法に対応するには | E.P.ラボ (embedded-property.net)
Google Workspaceを用いて、電子帳簿保存法に対応する方法。 | 練馬のリフォーム 山口建設 (k-yamaken.com)
電子帳簿保存法改正に一人会社でコストをかけずに対応してみる | 不眠症社長の一人会社日記 (insomceo.com
電子帳簿保存法のタイムスタンプとは?2020年、2022年の改正で緩和された内容も解説 | 特集記事 | P-Tips | ピー・シー・エー株式会社 (pca.jp)
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