・購入金額と頭金、車両残存価格、
残クレ金利、残クレ後の金利、カーローンの金利を入力してください。
・各金利での、総支払額、利息が計算されます。
・5年後の総支払額と、残存価格が計算されます。
・また、ボーナスの返済割合を入れると、
毎月の返済額と、ボーナスの返済額が計算されます。
残価設定vsマイカーローン計算機|シミュレーション
残価設定ローンで購入した場合、
残価設定中は支払額が安くて済みますが、
最後まで払い続けると結果として高くなってしまいます。
今回は、普通のローンに比べてどのような動きをするのか、
確認していきたいと思います。
残価設定ローンについて
残価設定ローンとは、「○年後に残価が△円になる」ように
お金を支払うローンになります。
普通のローンで行けば、ローンを払い終えると、借入残高は0円になりますが、
残価設定ローンはローンを払い終えたタイミングで借入残高が残ります。
例)
普通のローン 5年 300万 ⇒5年後 借入残高0万円
残価設定ローン 5年 300万 残価設定額150万 ⇒ 5年後 借入残高150万円
上記の通り、普通のローンだと5年間で300万円分すべて払わないといけないのに対し、
残価設定ローンでは、150万円で済むため、
最初の5年間で払うことになる金額を大幅に下げることが可能です。
残価設定ローンの利息は高くなる
が、利息について考えてみましょう。
利息=借入残高×金利となります。
よって、借入残高が多いほうが、利息も高くなります。
よって、最初の5年間で払い込み金額が安い残価設定ローンは、
借入残高は多く残り、利息も大きくなります。
簡単なシミュレーションで確認してみましょう。
①100万円、金利5%で借りて、年間10万円で返す場合、
1年目: 100 × 105% =105万円 - 10万円 = 95万円
2年目: 95.0 × 105% ≒100万円 - 10万円 = 90万円
3年目: 90.0 × 105% ≒94.5万円 - 10万円 = 84.5万円
4年目: 84.5 × 105% ≒88.8万円 - 10万円 = 78.8万円
5年目: 78.8 × 105% ≒82.7万円 - 10万円 = 72.7万円
利息合計 22.7万円
②100万円、金利5%で借りて、年間20万円で返す場合、
1年目: 100 × 105% =105万円 - 20万円 = 85.0万円
2年目: 85.0 × 105% ≒89.3万円 - 20万円 = 69.3万円
3年目: 69.3 × 105% ≒72.8万円 - 20万円 = 52.8万円
4年目: 52.8 × 105% ≒55.4万円 - 20万円 = 35.4万円
5年目: 35.4 × 105% ≒37.2万円 - 20万円 = 17.2万円
利息合計 17.2万円
となります。
特に残高が多い状態のときに、返済金額が少ないと、
利息が大きく膨らんでいくことがわかります。
よって、最後までお金を払い続けるとなると、
決してお得な返済方法とは言えないということになります。
返済額の計算
返済額の計算は、
①まず、元本を、「毎月分」と「ボーナス返済分」に分けます。
②それぞれ、下記の計算式で毎月・ボーナスの返済額を計算します。
・毎月の返済の場合、金利は月の金利(=金利/12)で計算します。
毎月の返済額
= (借入金額 – ボーナス返済分)×月金利 × (1+月金利)返済回数 / ((1+月金利)返済回数 −1)
・ボーナスの返済分は、半年ごとの金利(=金利/2)で計算します。
また、返済回数は、2回/年で計算を行います。
ボーナス返済額
= ボーナス返済分 × 金利 × (1+半年金利)返済回数 / ((1+半年金利)返済回数 − 1)
5年後の借入残高の計算方法
今回は、上記の計算とは逆に、毎月の返済額がわかっている状態で、
元金がわからない状態です。
ですので、5年後の借入残高の計算方法は、
上記の毎月の支払額の計算式を変形し、
毎月の返済額
=借入残高×月金利 × (1+月金利)残りの返済回数 / ((1+月金利)残りの返済回数 −1)
とし、
借入残高
=毎月の返済額/{月金利 × (1+月金利)残りの返済回数 / ((1+月金利)残りの返済回数 −1)}
で計算することができます。
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