身長と体重を入力していただくことで、
男性の各身長、各体重の平均的なスタイル
計算できます。
・自分と同条件の人の結果と比較することができるので、
特にどこが太っているか、痩せているかを判定
・服を作る時の参考
などに役立ててください。
男性の各身長、各体重の平均的なスタイルを知ろう!スタイル計算機
ZOZOスーツの「平均値と比べる」機能を使って、
男性のスタイル計算機を作成しました。
かなり画期的な計算機になっていると思いますので、
ぜひご利用ください!!
使用したデータ
ZOZOのデータ 合計3000データ以上を使用!
使用した機能は、ZOZOスーツの「平均値と比べる」機能です、
男性は、
・身長は 4cmきざみ で 164cm~182cm
・体重は 2kgきざみ で 52kg~80kg
の、51種類のパターンの平均値
×
・24個のパラメータ
→
合計 1224 点の体型データ
女性は、
・身長は 4cmきざみ で 148cm~170cm、
・体重は 2kgきざみ で 34kg~78kg
の、79パターンの平均値
×
24個のパラメータ
→
合計 1896 点の体型データ
をプロットして、データを集計しています。
この作業だけで、8時間以上行いました…
男性では、51種類のパターンの平均値を使用しています。
1パターン500人のデータの平均値と仮定すると、
25,000人以上のデータを集計した結果となります。
また、1パターン24個のパラメータを確認していますので、
合計、60万以上もの体型データを取り出した結果となるかと思います。
データの信頼性
データの信頼性を調べるために簡単にグラフを書いてみました。
その一例を下記に示します。
男性の胸囲のデータとなりますが、
・体重が増えることによって、胸囲が大きくなっていることが分かり
・身長が大きい方が、同じ体重では胸囲が細いことが分かります。
同じ体重で伸長が伸びれば、細長くなるはずですし、
ある程度の線形性が得られていますので、ZOZOスーツの平均値のデータから得られた情報は正しいと考えられます。(ここまできちんとしたデータが得られると思っていませんでしたが…)
各サイズの算出方法
上記のZUZUSUITの平均値の結果から、重回帰分析をして、
各サイズ = ○○×身長 + ▲▲×体重 + □□
となるような、○○、▲▲、□□を計算しております。
例えば、胸囲で行くと、
下記グラフの通り、
・同じ身長であれば、体重が大きくなるほど胸囲が大きくなる
・身長が高くなればなるほど、同じ体重で、胸囲が小さくなる(細長くなる)
傾向がみられます。
このグラフから、先の計算式が成り立つように各値を決めると、
胸囲のサイズ = -0.36×身長 + 0.70×体重 + 105.64
となります。※重回帰分析でp値<0.05となっています。
この計算式の妥当性を見るべく、
上記の計算式で計算した結果とデータを照らし合わせてみました。
その結果、が下記のグラフです。
ほぼほぼ、同じラインに乗っていることがわかります。
データの精度
データの精度ですが、
上記の胸囲同様、計算結果が同じラインに乗るような結果が得られています。
手首回り(右)、手首回り(左)、腕の長さ(右)、腕の長さ(左)、身丈を除き、
R2≧0.97
手首回り(右)、手首回り(左)、腕の長さ(右)、腕の長さ(左)、身丈は
R2≧0.93
となっております。
p値としては、ほぼ全データで0.05以下となっております。
(膝周りの大きさなどは、身長に依存しないようで、
そのような場合は、体重のみのパラメータを使用しています。)
パラメータ | 決定係数 R2 | p値 (身長) | p値 (体重) |
首回り | 0.97 | 0.012 | 0.000 |
肩幅 | 0.97 | 0.000 | 0.000 |
胸囲 | 0.99 | 0.000 | 0.000 |
アンダーバスト | 0.98 | 0.000 | 0.000 |
腕回り(右) | 0.97 | 0.000 | 0.000 |
腕回り(左) | 0.95 | 0.000 | 0.000 |
手首回り(右) | 0.90 | 0.001 | 0.000 |
手首回り(左) | 0.93 | 0.000 | 0.000 |
腕の長さ(右) | 0.95 | 0.000 | 0.306 |
腕の長さ(左) | 0.94 | 0.000 | 0.825 |
身丈 | 0.93 | 0.000 | 0.000 |
ウエスト | 0.98 | 0.000 | 0.000 |
ウエスト(腰骨上) | 0.98 | 0.000 | 0.000 |
ヒップ | 0.98 | 0.000 | 0.000 |
腿右 | 0.98 | 0.000 | 0.000 |
腿左 | 0.98 | 0.000 | 0.000 |
膝(右) | 0.98 | 0.572 | 0.000 |
膝(左) | 0.98 | 0.653 | 0.000 |
ふくらはぎ(右) | 0.97 | 0.000 | 0.000 |
ふくらはぎ(左) | 0.97 | 0.000 | 0.000 |
足首(右) | 0.97 | 0.000 | 0.000 |
足首(左) | 0.98 | 0.000 | 0.000 |
股下(右) | 0.99 | 0.000 | 0.002 |
股下(左) | 0.99 | 0.000 | 0.000 |
まとめ
同条件の人とスタイルを比べることができるものは、
多分この世に存在していなかったと思います。
ZOZOスーツの計測誤差などもあるかと思いますが、
それ以上にサンプル数が多く、身長と体重と相関性のあるきれいなデータをとることができました。
ZOZOスーツ廃止となった理由は、
ほぼほぼの人が、このような計算のラインに乗ってきたことで、
これ以上計測する必要がなくなったのだと思います。
是非この計算機を用いて、スタイルの確認をしてみていただければと思います!
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