星野リゾートのコロナ対策から学ぶイノベーション!
コロナで大打撃を受けている観光産業ですが、
その中でも、
・きちんとした対策を打って、
・さらに、コロナによって、新たに見える光を見出す、
星野リゾートのコロナ対策の記事がありましたので、
要約、自分の仕事に生かしていければと思います。
対策①大浴場の混雑状況が、スマホでわかる。
まず、対策その①は、
大浴場の混雑状況が、スマホでわかる。
システムです。
コロナ禍において、3密を防ぐことが急務となっておりますが、
実はそれ以上に効果があるのではないかと思います。
というのも、コロナ禍でないときでも、
「混んでいないときにお風呂に行きたい!」
という欲求はあったものの、
行ってみて、確認するのが当たり前。
という固定概念がどこかあったと思います。
その固定概念を打破するイノベーションになっていると思います。
コロナまでは気づかなかった不便を、コロナのおかげで気づくことができた例だと思います。
同様な対策として、ブロンコビリーのサラダバイキングのカメラは、
「サラダの残量がわかる」ことに加え、
「混雑状況がわかる」ことで、大きな反響を生んでいます。
コロナという状況下で、新しいイノベーションが生まれたいい例だと思います。
対策②朝食ビュッフェ→テークアウトでピクニック
対策②は、
朝食のビュッフェをやめ
→テークアウトして自然の中で楽しむブレックファスト ピクニック
のシステムをスタートしたことです。
対策①同様、コロナ禍において、3密を避ける必要がある中で、
3密を避けるだけではなく、それを利点に変える
素晴らしいアイデアだと思います。
テークアウト形式にするという考え方は、思いつくことだと思いますが、
それだけではなく、星野リゾートが展開するリゾート地という利点を思う存分生かしたシステムです。
これに関しても、コロナ禍でなくても、このような潜在的なニーズはあったと思いますが、「ホテルでビュッフェが当たり前」となっていた固定概念をガラッと変える取り組みだと思います。
このように
当たり前の対策を さらにお客様へのメリットに繋げる
ことは、他の業種でも、参考にできるのではないか?と考えます。
ただし、これはお客様のことをいつも一番に考えていたからこそ思いついたアイデアだと思いますので、一朝一夕ではできないかもしれませんね。。
対策③マイクロツーリズムに力を入れる。
対策③として、
マイクロツーリズムに力を入れる
※マイクロツーリズム=近場での旅行
ことになります。
この対策については、当たり前となるかと思いますが、
じつは地域の方々は案外、魅力に気づいていません。しかし、世界中から集まる観光客は、観光産業の人だけと会うわけではない。地元のみなさんが「自分たちの町の魅力はここ」と意識しないと、本当の意味で強い観光地にならないのです。
見てろ!星野リゾートの倍返し劇…「他業種も注目! インバウンドゼロの戦い方」
中略
地域の方々、リゾート側の双方がマイクロツーリズムを通して地域の良さを知れば、コロナが終息してインバウンドが戻り始めたとき、コロナ前より強い観光力を発揮できるでしょう。マイクロツーリズムは、需要を下支えすることだけが目的ではなく、アフターコロナへの布石でもあるのです。
と、コロナ後のことも念頭に置いて対策をとっています。
昨今、移動も簡単になり、地元での旅行はかなり減っていると思います。
実際、
「○○(自分の地元)に行くんだけど、いいところある?」
と聞かれても、あまり思いつかないのではないでしょうか?
地元を愛する。
これは、ゆくゆくは、
日本を愛することにもつながっていくのではないかと思います。
私は、車中泊で日本1周をした身としては、
日本には、海外なんかより、素晴らしいところがたくさんあります。
※特にご飯がおいしいです。笑
海外の▲▲に行った~!とマウントを取り合う前に、
日本が素晴らしいことを再確認してもらうチャンスになったらいいなと思います。
まとめ
ピンチはチャンスとよく言いますが、
星野リゾートのアイデアはまさに、
ピンチをチャンスに変えたアイデアだと思います。
特に見習いたいのは、
当たり前の対策で終わらず、
それを利点に変えること。
です。
コロナ禍で今まで当たり前になっていた不便が浮き彫りになってきていると思いますので、これを機に、多くのイノベーションが起きることを期待したいですね!
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