文章を書くのは難しくない!これだけ覚えれば十分!~構成のテンプレを知る!
文章を書くのは難しいと感じていませんか?
かくいう私も、口は達者なのですが、文章を書くとなるとからっきしでした。
いや、ここ1年ブログを書いてきましたが、今でも文章を書くのはからっきしです。
ただ、だからこそ、基本に立ち返り、
まずは「型」にはまって文章を書くことで、少しずつ改善されてっております。
今回は、その「型」について、簡単な実例を用いながら説明していきたいと思います!
文章の構成とは?
同じ文章を書く場合でも、
・人に分かりやすい文章 を書きたいのか、
・人の心を動かす文章 を書きたいのか、
によって、書き方が違います。
これは、「書く内容」もさることながら、「書く順序」が大きく影響してきます。
文章の構成とは、この「書く順序」のことです。
ビジネスの世界では、
「結論を先に書きなさい!」
などといわれることがあると思います。
それは、一番シンプルに物事を伝えることができるからで、ビジネスに適しているからです。
例えば、企画書を作るときに、
「この商品は、○○の機種の後継機となる機種です。○○には▲▲という機能がありましたが、お客様の声を聞いたところ、△△という機能が欲しいという意見が多くありましたので、その機能を追加したモデルになります。この製品のマーケットは年間5000台で、現行機のシェアは30%になります。新機種でのシェアは40%を目指しております。投資は2億円となり、5年間で利益は8億円となる予定です。」
ではなく、
「投資2億円で△△の機能を追加した製品を出すことで、シェアを30%から40%(1500台→2000台)に拡大し、5年間で8億円の利益を生み出します。
投資2億円の内訳は、工場費用が、、、
新機能△△を追加する理由は、インタビュー調査の結果、、、、、
シェアアップは、自社からの乗り換え需要が、他社からの需要が、、、、」
と書いた方が、結論が明確で、その後の話の広がりがわかりやすいですよね。
特に忙しい幹部の方は、読んでいる暇もないですので、このような文章が好まれます。
このように、同じ内容を書くにしても、
書く順序=構成を変えるだけで、その場その場に合った文章を作ることができるのです。
では、さっそくいろいろな文章の構成を見ていきましょう!
わかりやすい文章にしたい
まずは、わかりやすい文章にしたい場合の文章構成について解説していきたいと思います。
使える構成は2つ。
・SDS法
・PREP法
です。
それでは解説していきます。
①SDS法
SDS法は、一番シンプルな構成になります。
先ほどの商品企画の例もこれに当てはまりますね!
①Summary = 全体の概要
②Details = 詳細の説明
③Summary = 最後に全体のまとめ
の順に、文章を構成します。
最初に目次をもってくる。 と、覚えるといいと思います。
文章の構成には、伝えたい内容によって、伝えやすい型が存在します。
・結論を強調したいときにはPERP法
・購買意欲を掻き立てたいときには、ゴールデンサークル
・・・・・・などです。
ではPREP法から説明していきましょう。
・・・・
このように、伝えたい内容によって、型を変えることで、読み手側に与える印象を変えることができますので、まずは型に沿って、文章を書いていくといいでしょう。
という感じですね。
最初に目次となる文章をもってくることで、この文章では、どのようなことがわかるのか、どの項目を読めば自分の知りたい情報を得ることができるのかを読者に認知させることができます。
特にビジネス書や、解説にはこの構成が有効になります。
②PREP法
次は、PREP法です。SDSに似ているのですが、
より簡潔かつ、説得力のある文章構成となります。
これもビジネスシーンなどでよく使われる構成となります。
文章の構成は、
①P=Point(結論)
②R=Reason(理由)
③E=Example(事例、具体例)
④P=Point(結論を繰り返す)
と、まず結論、そのあと理由、その事例を挙げて、また結論です。
・構成を覚えれば、文章はわかりやすくなります!
・なぜなら、伝えたい内容に合った文章の構成が存在するからです。
・例えばPREP法では、、、、、
・このように構成を覚えることで、伝わる文章を書くことができます!!
というような形ですね。
そうか、わかりやすい文章のためには「構成を覚えればいいのか。」
と、人の記憶にとどめることができます。
どちらかというと、SDS法より、
「結論の数が少なく、スポットを当てたい結論が明確である」
場合には、PREP法を意識して書くといいと思います。
人の心を動かす文章にしたい!
次は、人を動かす文章について、説明していきたいと思います。
わかりやすいだけでは、
人の気持ちを揺さぶる、人をやる気にさせる、人の行動を促す、購買意欲を湧き立てる
ことはできません。
行動を促すためにはそれに合った構成で文章を書く必要があります。
今回は、
・PPCの法則
・PASONAの法則
・ゴールデンサークル理論
について解説していきたいと思います。
③PPCの法則
PPCの法則とは、
① Promise → 約束
② Proof →証拠、証明
③ Call to Action → 行動の呼びかけ
の順序で記載する方法になります。
・こんなことができるようになりますよ!と読み手を引き付け、
・なぜなら、実際私が体験し、できるようになったからです!と証拠を出し、
・ではまずは無料体験をやってみましょう!!
というような感じですね。
文章の構成についてPPCの法則を使ってみると、
①文章の構成を覚えれば、読み手の心を大きく動かすことができます。
②論より証拠、↓の文章を読んでみてください。
文A「~~」文B「~~」
いかかでしょうか、書いてある内容は同じなのに、文Bの方が心が揺り動かされませんか?
この構成をPPCの法則といいます。
③では、このPPCの法則の構成を覚えるために、例文を並び替えてみてください!
このような形で文章を書くことができると思います。
シンプルですが、人の心を動かすには、これで十分になります。
④PASONAの法則
次もは、PPCの強化版である、PASONAの法則です。
文章の構成は、
①P→Problem≪問題≫
②A→Agitation≪煽りたてる≫
③So→Solution≪解決策≫
④N→Narrow down≪絞り込み≫
⑤A→Action≪行動≫
となっております。
まずは問題提起から入って、それをさらにあおって、解決策を提示し、絞り込み(セール)、行動を促すといった方法になります。
では、これにそって文章を書いていきます。
文章を書くのが下手で悩んでいるんではいませんか?
上司に資料を提出してもいつもだめだし、メールを打つのにもすごい時間がかかる。うまい言い回しが出てこない。などなど自分が嫌になりますよね?
そんな時に読んでもらいたいのが、この本になります!
しかも今なら、通常1000円のところ、半額の500円!!
僕も、この本を読むことで、メールを打つ時間が半分に減りました。
1000円でも十分に元が取れる本だと思います。ぜひ手に取ってみてください!
というような形ですね。
ネガティブなところに訴えかけて、それを解決していくという手法は、ダイエット、美容などなど様々なことに応用できます。
また、ここに、先ほどのPPC理論を組み込んで、自分の体験談や成功談も付け加えるとより心を引き付ける文章になると思います。
ダイエットであったら、何キロ→何キロまで下げることができました!
など写真があると、それならやってみようかな?と思いますよね。
ただし、うさんくさくなりがちですので、デメリットも正直に書くこと必要です。
⑤ゴールデンサークル理論
次も人に行動を促す手法になります。
①なぜ?
②どうやって
③何を
の順番に文章を書いていきます。
例えば、文章がうまくなる本を売る場合、
構成を考えない場合だと、
③この本を読めば、
②わかりやすい文章を書くことができます!
①なぜなら、構成を覚えることで、文章は飛躍的に分かりやすくなるからです!
と、何を → どうやって → なぜ の構成になりがちです。
しかも、この「なぜ」という部分が「ふんわりした」内容になってしまいがちです。
では、ゴールデンサークル法を用いて紹介してみましょう。
・読んでもらった人に短時間で理解してもらいたくはありませんか?
・より分かりやすい文章にすることでそれが可能です!
・そのためにも、この本を読みましょう!!
このように書くことで、
「短時間で理解してもらいたい!」人の心にグサッと突き刺さることになります。
文章がうまく書きたい理由は、千差万別で、
・心を動かすための文章が書きたい
・ビジネスで上司への報告に使える文章が書きたい
などなど、様々な理由があります。
ゴールデンサークル法を用いると、「なぜ」をより明確に考えることになるので、書き手側にとっても勉強になると思います。
まとめ
・わかりやすい文章を書くために 2つの構成
・人の心を動かす文章を書くために 3つの構成
の計、5つの型を紹介させてもらいましたが、
それよりも重要なのが、
「わかりやすい文章」にしたいのか、「人の心を動かす文章」にしたいのか、
自分の中で明確にして文章を書くことが一つのポイントになります。
まずは、そこから見直してみるのはいかがでしょうか?
それがわかれば、一度書いた文章でも、この型に当てはめてみると、なんとなく様になりますので、一度試してみてください!
練習がてら、1つのテーマで、いろいろな構成で文章を作成してみるのもいいかもしれませんね!
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