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日経平均のチャートの推移と積み立て投資シミュレーション~楽天証券・投資信託

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アセットアロケーションに4割程度日本の分を入れておくべきといわていますが、
日経平均は安定せず、順調に成長していっているイメージがありません。
ですので、
・日経平均のチャートの推移を確認
・ドルコスト平均法で、毎月5万円積み立て投資した場合のシミュレーション

をしていきたいと思います。

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日経平均のチャートの推移と積み立て投資シミュレーション

日経平均はあまり安定した成長が見込めないイメージですが、
実際積み立て投資をするとどうなるか、過去のデータを用いて、
3,5,10,20,30年積み立て投資(毎月5万円)をした際の、リターンをみていきたいとおもいます。

日経平均のチャートを見る

まず、日経平均のデータから見ていきたいと思います。
バブルまでの上昇はすさまじいものがありますが、
そこから一気に下がってからは低調で、
リーマンショックの時には海外と同様年利▲45%となっております。
最近はそこからどうにか10年間で2倍(年利約7%)と非常にかんばっております。
高齢化社会にもなりますので、これから順調に伸び続けられるのかは不安ですが
ひとまず過去のデータを使って、シミュレーションしていきたいと思います。

積み立て投資の条件

それでは、下記条件にて過去の日経平均を用いたシミュレーションをしていこうと思います。

・ 積み立て投資:毎月5万円の投資
・一括投資:積み立て投資の総額を最初の月に一括

・受け取りのタイミングでどちらが増えているかを評価するため、
 横軸に受け取り年月、縦軸はその時の時価(口数×基準価格)とする。

・3年,5年,10年,20年,30年を評価

それでは3年の場合の資産から始めていきます。

3年間の場合(総額180万円)

3年間の試算は下記の通りとなりました。
投資総額180万円に対して、
・平均で積み立て投資で202万円(3.9%)、一括投資で225万円(7.8%)となっております、
・中央値はほぼ変わりませんが、最頻値は平均に対して少し多めとなっております。
・元本割れの確率は高く、3割程度の確率で元本割れになっており、
 バブル崩壊の時、リーマンショックの時に受け取りを迎えた場合は、
 元本割れを起こしている状態です。
・最近でみると2015年に受け取る=リーマンショックからの
 低迷期の2012年あたりに投資していた人が非常に大きなリターンを得られています。

投資期間3投資総額180
投資方法平均リターン中央値最頻値最高最小元本割れ
積み立て2023.9%2012103589731%
一括2257.8%2192404417432%

5年間の場合(投資総額300万円)

5年間の試算は下記の通りとなりました。
投資総額300万円に対して、
・平均で積み立て投資で265万円(4.0%)、一括投資で443万円(8.1%)となっております、
・中央値はほぼ変わりませんが、最頻値は平均に対して少し多めとなっているのは3年の時と変わりません。
・元本割れの確率は高く、3年の時より大きく3割強となっています。

投資期間5投資総額300
投資方法平均リターン中央値最頻値最高最小元本割れ
積み立て3654.0%36239071817133%
一括4438.1%4484881,19614035%

10年間の場合(投資総額600万円)

10年間の試算は下記の通りとなりました。
投資総額600万円に対して、
・平均で積み立て投資で848万円(3.5%)、一括投資で1184万円(7.0%)となっております。
 3年5年の時よりもリターンが落ちています。
・中央値も、最頻値もかなり低い方に寄ってきており、10年間の投資では、
 多くの人が元が取れていない状況です。
・元本割れは最も高く、積み立て、一括ともに35%となっております。

投資期間10投資総額600
投資方法平均リターン中央値最頻値最高最小元本割れ
積み立て8483.5%7994602,02630835%
一括1,1847.0%9153303,44622735%

20年間の場合(投資総額1200万円)

20年間の試算は下記の通りとなりました。
投資総額1200万円に対して、
・平均で積み立て投資で2369万円(3.5%)、一括投資で5106万円(7.5%)となっております。
・10年間の時と同様に、中央値も、最頻値もかなり低い方に寄ってきており、
  バブルの時に受け取りを迎えた人が平均を持ち上げている結果となっております。
・元本割れは最も高く、積み立て、一括ともに33%となっております。
  2000年以降を見ると、2013年以降に受け取り(=1993年から投資開始)している人たちを除き、
 元本割れの状況になっております。
・2006年以降はドルコスト平均法の積み立て投資の方がいい成績を出しており、
 大きな不況をまたいだ時には、やはり積み立て投資がいい成績を残すことが分かります。

投資期間20投資総額1,200
投資方法平均リターン中央値最頻値最高最小元本割れ
積み立て2,3693.5%1,6027908,02757333%
一括5,1067.5%1,84989023,88427233%

30年間の場合(投資総額1800万円)

30年間の試算は下記の通りとなりました。
投資総額1800万円に対して、
・平均で積み立て投資で2846万円(1.5%)、一括投資で7836万円(5.0%)となっております。
  積み立て投資をした場合ほぼ利益が出ない状況になっております。
・しかし、中央値、最頻値ともに、投資総額よりは大きくなっており、
 長期投資をすることでリスクは少し抑えられている結果となりました。
・ データ数が少ないのも影響していると思いますが、
 元本割れの確率は、積み立て26%、一括12%となっており
 30年まで長期投資をすると、リスクが低減の方法の一つであることが分かります。
・直近2010年以降、積み立て投資の場合、
 リーマンショックから回復した2014年以降は元本割れを起こしておりませんので、
 不況を乗り切れる余剰資金を用いてそこを耐えることができれば、
 十分リターンが返ってくる結果となりました。

投資期間30投資総額1,800
投資方法平均リターン中央値最頻値最高最小元本割れ
積み立て2,8461.5%2,2131,9108,3251,01626%
一括7,8365.0%4,2772,61028,5681,12012%

≪参考≫全世界の85%のacwiのデータを確認する。

ちなみに、全世界の85%を網羅するといわれる株式指標のacwiのデータを持ってきた場合、下記の通りとなります。20年間のデータなので、1200万円をこえている場合、元本割れがなかったことになりますが、
なんとリーマンショックの時も元本割れを起こさず、平均して2000万円あたりをキープしております。
日経平均が以下に安定して成長していないかを示すデータとなりました。

結論

日経平均を用いてシミュレーションしてきましたが、下記の結果となってしまいました。

・元本割れが非常に多く、長期投資、積み立て投資をしても
 そのリスクはあまり払しょくされないことが分かった。
・短期でも、長期でも、日経平均インデックスの投資信託を買うのはやめた方がいいと考える。

ということで、日本の投資信託を買って日本の企業を応援したい気持ちはやまやまなのですが、
海外の投資信託の割合を増やそうと思います。

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