【グラフ】年収が50万、100万上がったら手取りはどれだけ増える?
・評価が予想以上に良かった!
・昇進した!!
ことによって、50万、100万と
年収が大きく上がるタイミングがあると思います。
・やっと豪勢な生活がおくれる!!
・50/12=毎月4万円も余裕ができたのか。助かる。
と考える人も多いでしょう。
しかし、年収は大きく増えていますが、
「手取り」がどう変化したかを理解しておかないと大変なことになります。
そこで今回は、年収が額面で50万円、100万円あがった場合の
手取りの変化について確認していきたいと思います!
この記事を読んで、浮かれずに、足元を見てよりよい生活を組み立ててください!!
年収と手取りの関係
まずは、年収と手取りの関係を確認していきたいと思います。
「年収が増えると半分以上税金に消える」といわれていますが、
実際のところどうなのでしょう?
結果は下記のとおりです。
緑色のラインが、年収と手取りの比率を表します。
年収が低い時は、手取りは年収の85%程度なっていますが、
5000万円を超えてくると、手取りが年収の半分程度まで下がっていることがわかります。
といっても、これだけの大金持ちの話をしてもしょうがないので、
年収2000万円以下に絞った結果が下記グラフになります。
年収が上がるほど手取りの比率が下がっていき、
年収2000万で手取りは年収の60%程度まで減ることがわかります。
社会保険料関係は13%、住民税は10%で一律ですが、
所得税が大きくなっていっているのがわかります。
年収が50万円上がった時の手取りの変化について
では、実際に年収が50万円上がった時の手取りの変化についてみていきたいと思います!
下記グラフは、年収が50万円上がった場合の手取りの変化を表しています。
※横軸:50万円上がった後の年収
上記のグラフを見ると、50万円年収が上がったとした場合、
・年収650万円以下では、
40万円弱、年収の80%程度手取りが増えてくれることがわかります。
が、
・年収650万円程度を超えてくると、
30万円強、年収の60%程度しか実際には手取りが増えてないことがわかります。
・1400万円を超えてくると、
年収の50%程度しか手取り増えないことがわかります。
年収600万→650万円になった人を考えると、
イメージの世界
年収50万円上がったぞ!!
月に4万円使えるお金が増えた!!!
↓
実際の世界
年収50万円上がったぞ!!
あれ?手取りって、月に2.6万円しか増えてないの??
という現実が待ち受けています。
年収が100万円上がった時の手取りの変化について
では、同様に年収が100万円上がった場合の手取りの増加額を確認していきたいと思います。
年収が50万円上がった時と同様に、3段階になっており、
650万以下→75%程度
650万~1400万→60%程度
1400万以上→50%程度
しか、手取りは増えない計算となります。
年収が100万円上がったとしても、手取り60万円程度しか上がらないということになりますね。。。
思った以上に世知辛い結果になりました。。
年収650万円あたりが、所得税が20%に変わる境目。
ということで、年収と手取りの関係を見てきましたが、
思った以上に手取りが増えないな。。と感じた方が多かったのではないでしょうか?
基本的には、3段階となっており、
~年収650万 → 額面の80%
年収650万~年収1400万 → 額面の60%
年収1400万~ → 額面の50%
が変化点となります。
これは、
所得税率が10%→20%に変わるタイミング、
所得税率が20%→30%に変わるタイミング
になります。
これらの年収になったタイミングは、
節税を考えていかないといけないかと思います。
保険、IDECOなどを持ちいてぜひ検討してみてください。
まとめ
ある程度年収が高い人のほうが、家計が破綻するというニュースがよく流れてきますが、
実際に計算してみて、
勘違いして、いい生活を送ってしまう人もいるだろうなと思えるほど
理想⇔現実のギャップ
が大きいことがわかりました。。。
老後までの計算をする際に、
年収が100万円上がる予定だから、そのまま100万円の貯金ができるようになる!
というでは、計算では全然成り立たないことがわかりましたので、
きちんと精度を理解して確認する必要がありますね。
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