上位n個の合計値を計算する方法!
二八の法則といわれるように、
物事は、
上位2割のものの合計が8割を占める
という現象がよく起こります。
そこで、上位n個の合計値を確認し割合を確認することで
データの目の付け所を知ることができます。
そこで今回亜H、上位n個を関数で計算する方法を紹介したいとも思います。
数式紹介
今回紹介する数式は、
・SUMPRODUT
・ROWS
・INDIRECT
を用いて、
=SUMPRODUCT(LARGE(データ範囲,ROW(INDIRECT("1:n"))))
実際の使用例
=SUMPRODUCT(LARGE($C$3:$C$10,ROW(INDIRECT("1:3"))))
と記述します。
計算結果は下記の通り、
・上位1位までの合計が、10
・上位2位までの合計が、18=10+8
・上位3位までの合計が、24=10+8+6
と、狙った通り計算できていることが分かります。
数式の説明
今回の肝となっている関数はLARGE関数です。
LARGE関数は
= LARGE(data ,n ) // n番目に大きい
のように、使用し、n番目に大きい数字を検索することができます。
今回はそれにSUMPRODUCT関数を組み合わせて上位n点の合計を表現しています。
この数式にたどり着くイメージは、
①簡単に記述すると、
= LARGE(data ,1) +LARGE(data ,2) +LARGE(data ,3) +・・・+LARGE(data ,n)
②上記の式をSUMPRODUCTで表現すると下記のように書くことができる。
=SUMPRODUCT(LARGE(data,{1,2,3,…n})
③配列のn数が多くなると記述できなくなるので、ROWを用いて表現。
=SUMPRODUCT(LARGE(data,ROW(INDIRECT("1:N")))
という流れになるかと思います。
ROW(INDIRECT("1:N")が理解しにくいかと思いますが、
実際セルに入力すると、下記のように1~10までの配列が作成されることが分かると思います。
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