【動画で勉強】ギヤの作り方動画まとめ~鍛造旋盤
三現主義といわれておりますが、現在はいろいろな加工の動画などが出回っており、
現場に行かなくても加工の仕方を学べる時代になりました。
今回はそんな動画をまとめていきたいと思います!
鍛造
鍛造は非常にイメージしにくいのですが、簡単に言うと、粘土をこねるみたいなもので、
熱した鉄を強い力でたたいて、変形させていきます。
大きく分けて熱間鍛造には、ハンマー鍛造とプレス鍛造があり、
ハンマー鍛造では、職人技が要求されます。
ハンマー鍛造
ハンマー鍛造は、下記の動画の通り、
①熱した丸棒を素材とします。
金属が再結晶する1200度付近までコイルによって熱します。
②金型は、何個かの工程の箇所に分かれており、
簡単に計上を出すところから、次第に形を整えていきます。
うまい人だとフットレバーの力加減などで、打つ回数も少なく加工できるのですが、
下手な人だと何回も打ち直ししないといけません。
③バリが出ますので、熱いうちに、トリム型を用いてバリ処理をします。
④酸化被膜(スケール)ができますので、洗浄して冷やして完成です。
下記動画では遠めからのカメラでの撮影もあり迫力が伝わってきます。
このような平べったいものも鍛造で製造することができます。
次の動画では、3個どりしている部品となっております。このように、一気に多くの部品を取ることも可能です。
アプセット鍛造
次に少し特殊ですが、アプセット鍛造をご紹介します。
アプセット鍛造は、同じく丸棒を加熱して鍛造を行うのですが、
中間部もしくは端部のみ広げたいときに使用します。
冷間鍛造
次は冷間鍛造の動画です。
いくら通常の温度の固い鉄だとしても、かなり大きな力で押しつぶすことで形を変えることができます。
それが冷間鍛造です。
熱間鍛造よりも自由度は少ないですが、冷間鍛造で整形した商品は、その後の加工が必要なく、
精度も出ますので、そのまま商品にすることができます。
ねじの転造
次は、少し鍛造とは異なりますが、押しつぶして作るということで、
ねじの転造の設備の動画です。
ねじが必要な丸棒を転造機の中に挟み込むことで、強い圧力により、一瞬でねじの作成することができます。
NC旋盤
それでは鍛造された後にどのような加工がおこなわれているか見ていきましょう。
ギヤシャフトの加工
下記動画はギヤシャフトの加工動画になります。
丸棒から総削りになっていますが、これだけ削りしろが多い場合は、鍛造で最初からある程度の形状に仕上げておくべきと考えられます。
47秒目からは、ホブカッターと呼ばれるものを用いて、ギヤを作り出しています。
NC旋盤
下記動画は、nc旋盤の動画になります。
かなりの速度で削っていけることが分かると思います。
工具の変更も自動で行い、プログラムを走らせることで、シャフトの切削を行っています。
旋盤の自動化
下記動画は、先ほどのnc旋盤の素材の投入、取り外しも自動に行う機械との組み合わせとなっております。
ホブ加工~歯車・ギアの製造
ブローチ加工
まとめ
加工機の進化はすさまじく、板金加工の自動化も遠い未来ではなく、ほぼ完成された技術となっている。
実際に見に行くのも必要であるが、最新の設備をおさえ、設備の入れ替えを行っていくことも重要だと考えられる。
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