住宅ローンあり45~49歳の年間平均貯金額は「197万円」!収入と支出も!!
平均の貯金額などなどを検索しても、下記の通り、
・30~39歳、40歳~49歳と幅が広すぎたり、
・住宅ローンがあるかないかなどのステータスがわからない
ことで、結局自分の平均値がわからず、見比べられないことがあるかと思います。
年代
平均(万円)
中央値(万円)
20代
165
71
30代
529
240
40代
694
365
50代
1,194
600
60代
1,635
650
70代以上
1,314
460
全年代
1,139
419
そこで今回は、
・45~49歳で
・住宅ローンを払っている世帯
のデータを「家計調査(住宅ローン返済世帯-世帯主の年齢階級別)」から読み解き、
わかりやすくまとめましたので、
平均の貯蓄額と、支出の内容について確認し、
自分の家計の点検にお使いいただければと思います!!
前提条件を確認
まず、前提条件を説明していきます。
使用したデータは、
・「家計調査(住宅ローン返済世帯-世帯主の年齢階級別)」の2020年のデータ
で、45歳~49歳のデータを用いています。
世帯構成は、3.7人家族、働いている人は1.8人、18歳以下の子供が1.4人
となっています。
ざっくり、4人家族で、1人18歳以上(大学生)のデータと考えていただければと思います。
収入と支出、貯金額を円グラフを用いて確認
では、さっそく、収入と支出を円グラフを用いて説明していきたいと思います。
収入
まずは、収入です。
収入は、
・トータルで年収902万円
・手取りは、722万円となっております。
内訳は、
・世帯主の収入が「680万円内ボーナス143万円)」
・配偶者の収入が、「155万円」
・その他「68万円」
です。
そこから、税金で約20%とられて、実際の手取りは722万円程度になっています。
支出と貯金額
次は支出と貯金額です。
下記グラフは、毎月の支出と、貯金額を表しています。
(※ボーナスの分はすべて貯金に回す計算としています。ご了承ください)
ザックリと区分すると、
・貯金額 28% 16.4万円/月 197万円/年
・住宅ローン 15% 8.9万円/月 107万円/年
・その他支出 57% 34.3万円/月 412万円/年
となっております。
毎年200万円の貯金ができておりますが、手取りから考えると、
私の想定以上に支出が大きく、貯金額があまりできていないなという印象ですね。
それでは、中身の詳細について確認していきます。
貯金額について
まずは気になる貯金額です。
貯金額は、
・毎月7.6万円程度の貯金(年間91万円)
+ボーナスで(106万円)
=合計 197万円(手取りの28%)
の貯金を行っていることがわかりました。
配偶者の収入が月12万円程度なので、
世帯主の毎月の収入では足りず、配偶者の収入無しでは、貯金がたまらない状況になります。
住宅ローンについて
住宅ローンは、
・住宅ローン 15% 8.9万円/月 107万円/年
となっております
25%相当が妥当といわれておりますが、
・毎月の収入ベースで 18%程度 (107÷(手取り722-ボーナス143))
・ボーナスも含めると 15%程度 (107÷(手取り722))
と25%大きく下回っていることがわかります。
そこまで無理に住宅ローンを組んでいない世帯でも、
思った以上に貯金ができない時期であることが分かります。
25%程度であれば家計として破綻はしませんが、
子供の教育費など将来も見据えると、実際には20%程度で抑えておいたほうがいい感じですね。
毎月の支出について
最後に毎月の支出です(車の購入費は含んでおりません)。
※先ほどの円グラフを再度表示しています。
住宅ローンなどを除いて、毎月34.3万円/月の支出となっております。
結構多い気がしますね。
・一番多いのが、食費で8.8万円(世帯人員3.7人)
・次に多いのが、車関係で、3.4万円
・次に多いのが、光熱費関係2.4万円 小計14.6万円
となっております。
その他、教育費が3.6万円、仕送り1.2万円が大きく、
日用品が1.4万円、通信費用が2.0万円となっております。
小遣いとしては(教養娯楽、諸雑費、小遣い、交際費)8.4万円程度となっていますので、
大人1人当たり4.0万円となっており、結構裕福な暮らしをしていることになります。
※旅行代などは別途計上されておりませんので、
お小遣いなどから捻出していく形になるかと思います。
データ表
下記に詳細のデータ表を張っておきます。
ぜひ自分のデータと見比べてみてください!!
年齢 | 45~49歳 | |||
世帯人員 | 3.7 | |||
有業人員 | 1.8 | |||
18歳未満人員 | 1.4 | |||
項目 | 月額 | 年額 | 手取り割合 | |
定期収入 | 44.8 万円 | 537 万円 | 74% | |
臨時収入・賞与 | 11.9 万円 | 143 万円 | 20% | |
世帯主の配偶者の収入 | 12.9 万円 | 155 万円 | 21% | |
公的年金給付 | 0.3 万円 | 3 万円 | 0% | |
他の社会保障給付 | 1.1 万円 | 13 万円 | 2% | |
特別収入 | 3.4 万円 | 41 万円 | 6% | |
その他 | 0.9 万円 | 11 万円 | 1% | |
収入 | 75.2 万円 | 902 万円 | 125% | |
直接税 | 6.4 万円 | 76 万円 | 11% | |
社会保険料 | 8.6 万円 | 104 万円 | 14% | |
税金等 | 15.0 万円 | 180 万円 | 25% | |
手取り | 60.2 万円 | 722 万円 | 100% | |
食料 | 8.8 万円 | 106 万円 | 15% | |
住居 | 0.6 万円 | 7 万円 | 1% | |
光熱・水道 | 2.4 万円 | 29 万円 | 4% | |
家具・家事用品 | 1.5 万円 | 18 万円 | 2% | |
被服及び履物 | 1.2 万円 | 15 万円 | 2% | |
保健医療 | 1.3 万円 | 16 万円 | 2% | |
交通 | 0.5 万円 | 6 万円 | 1% | |
自動車等関係費 | 3.4 万円 | 41 万円 | 6% | |
通信 | 2.0 万円 | 24 万円 | 3% | |
教育 | 3.6 万円 | 43 万円 | 6% | |
教養娯楽 | 3.2 万円 | 38 万円 | 5% | |
諸雑費 | 2.7 万円 | 33 万円 | 5% | |
こづかい(使途不明) | 1.3 万円 | 16 万円 | 2% | |
交際費 | 1.2 万円 | 15 万円 | 2% | |
仕送り金 | 1.2 万円 | 15 万円 | 2% | |
土地家屋借金純減 | 8.9 万円 | 106 万円 | 15% | |
貯金(ボーナス分) | 8.8 万円 | 106 万円 | 15% | |
貯金(毎月) | 7.6 万円 | 91 万円 | 13% | |
支出 | 60.2 万円 | 722 万円 | 100% | |
住宅ローン | 9.0 | 0 | 15% |
まとめ
40歳~49歳での平均の貯蓄額は694万円となっておりましが、
「家計調査(住宅ローン返済世帯-世帯主の年齢階級別)」で得られたデータでは、
40歳~44歳の毎年194万円程度の貯蓄している結果となりました。
・「家計調査」できちんと収入と支出を管理した人
ですので、実平均よりも良いデータになっている可能性は大いにありますが、
全世帯平均を見るよりも、自分と似た世帯のデータと照らし合わせた方が、
参考になる部分が多いと思います。
是非、この記事を参考に家計の見直しを行ってみてください!!
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