【エクセル】関数で検索結果の位置(アドレス)を確認する方法
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INDEX(MATCH)で所定の値を取り出した際に、
持ってきた値が正しいのか確かめるために、
セルの位置(アドレス)
を確認したいときがあると思います。
そんな時に使える関数を紹介していきたいと思います!
使う数式と実行例
使う数式は、
=CELL("adress",INDEX(MATCH(),MATCH()))
です。
=CELL("adress",セルの位置) と
INDEX(MATCH())
を組み合わせた形になります。
実行結果は下記の通り、
商品5の個数を検索した結果は、「8個」
該当セルは、「$D$8」という結果となっています。
数式の説明
CELL("address",セル)
を用いることで、セルのアドレス(位置)を取得することができます。
INDEX関数は、
INDEX(範囲,行,列)でセルを指定することができ、
その値を読み込むことができます。
VLOOKUPのように使いたい場合、
INDEX(範囲,MATCH(),参照したい列)
HLOOKUPのように使いたい場合、
INDEX(範囲,参照したい行,MATCH())
と、使うことができます。この二つを組み合わせて、
INDEX(範囲,MATCH(),MATCH())
で行方向にも、列方向にも検索をかけることも可能です。
ここで、CELL関数とINDEX関数を組み合わせて
=CELL("adress",INDEX(MATCH(),MATCH()))
と使うと、参照したセルのアドレス(位置)を参照することができます。
その他CELL関数で参照することのできる情報
その他CELL関数で参照することのできる情報は、下記のとおりです。
CELL("○○",セル)
の○○を下記項目に変えることで、色々な情報を得ることができます。
address | 参照内の最初のセルのアドレスを(テキストとして)返します。 |
col | 参照の最初のセルの列番号を返します。 |
color | 参照の最初のセルが負の値の色を使用してフォーマットされている場合、値1を返します。そうでない場合はゼロ。 |
contents | referenceの左上のセルの値を返します。 数式は返されません。代わりに、数式の結果が返されます。 |
filename | ファイル名とフルパスをテキストとして返します。 参照を含むワークシートがまだ保存されていない場合、空の文字列が返されます。 |
format | セルの数値形式に対応するコードを返します。 |
parentheses | 参照の最初のセルが括弧でフォーマットされている1を返し、そうでない場合は0を返します。 |
prefix | セルのラベルプレフィックスに対応するテキスト値を返します。セルのテキストが左揃えの場合は一重引用符( ‘)、セルテキストが右揃えの場合は二重引用符( “)、キャレット( ^)セルテキストが中央揃えのテキストの場合、セルテキストが塗りつぶされた場合はバックスラッシュ()、ラベルプレフィックスがそれ以外の場合は空の文字列。 |
protect | 参照の最初のセルがロックされている場合は1を返し、ロックされていない場合は0を返します。 |
row | 参照の最初のセルの行番号を返します。 |
type | 参照の最初のセルのデータのタイプに対応するテキスト値を返します。セルが空の場合は「b」、セルにテキスト定数が含まれる場合は「l」、値が「v」の場合は「v」セルには他のものが含まれています。 |
width | セルの列幅を返し、最も近い整数に丸めます。列幅の単位は、デフォルトのフォントサイズの1文字の幅と同じです。 |
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