以前の記事で、GDPの推移をグラフ化したのだが、
もっと目で見てわかりやすいように、国ごと、地域ごとのGDPの推移をグラフ化し可視化していきたいと思います。
国ごと、地域ごとのGDPの推移をグラフ化~これから伸びる国は?
非常に安い手数料で投資信託を買える時代になってきたことで、
海外の株も簡単に扱えるようになりました。
そこで、国や地域ごとのGDPの伸びをグラフで確認し、これからどこに投資をしていくべきか、
考察していきたいと思います。
全世界のGDPと地域ごとのGDPの推移
世界のGDPを見る
対○○年 | 倍率 | 年利換算 |
1960 | 59.0 | 7.6% |
1970 | 27.0 | 7.4% |
1980 | 7.2 | 5.6% |
1990 | 3.5 | 4.9% |
2000 | 2.4 | 5.6% |
2010 | 1.2 | 3.4% |
世界銀行のデータを用いて、地域ごとのGDPの推移をグラフ化した。
その結果が下記のとおりです。
まず全世界的に見てみると、2017年80.93兆$となっており、1960年からは59倍の伸び、年利換算7%ととなっている。
しかし、近年だけでみると伸びは緩やかになってきており、2010年から今まででは、年利3.4%程度の伸びとなっている。
地域ごとに確認
地域ごとに確認すると、(グラフ下部のworldをクリックして表示を消してください)
東アジア・欧州中央アジア・北アメリカが3強であることが分かる。
その中でも大きく伸びてきているのが東アジアであり、現在では、その3地域の中で1位となっている。
また、ヨーロッパは2008年ごろから成長しておらず苦戦していることが分かる。
北米には非常にきれいなカーブを描いており、これからも伸びに期待できると考えられる。
また、その3地域を除いた場合を見ると、ブラジルを筆頭にラテンアメリカが伸びてきており、
南アジアも検討に伸びてきているのが分かる。
先進国と新興国の推移
次に先進国と新興国の推移を確認してみる。
先進国は先ほど見たように、北米は非常に頑張りに対し、
日本、ヨーロッパが足を引っ張り近年の伸びは非常に小さい結果となった。
それに対して、upper-middle-incomeの国(brics)などは2000年ごろより非常に伸びており、
対2000年比5.2倍、年利換算10%強と非常に大きくGDPを伸ばしている。
また、 lower-middle-income の国も同様に2000年ごろより5倍、lower-incomeの国も3.86倍と
全世界のGDPの押し上げに貢献している。
上位15か国の推移を確認する
上位15か国の推移は下記の通りとなっている。
本当にアメリカはすごい。の一言であり、リーマンショックで少し下げたが、
非常に強い国であることが分かる。
また、リーマンショックは中国経済が救ったことを裏付けるように、
リーマンショック以降中国が非常に大きな伸びを見せている。
日本は、$換算しているため分かりにくいが、横ばいという程度である。
この中で堅調に伸ばしていっている国は、インドとなっており、
現在の経済をITが動かしていることが如実に表れる結果となった。
まとめ
これらの推移からわかったことは
ということです。みなさんも思い込みなどを持たずにデータから
これからの世界の動きを見ていってもらえたらと思います。
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