登山ダイエットのすすめ!カロリー消費を考える。
運動でダイエットをするためには、
・ある程度の強度が必要
・長い時間の活動が必要
で、続ける事ができることが重要になってきます。
このすべての条件が当てはまるのが「登山」となります。
今回は高低差を考慮に入れた消費カロリーの計算式を用いて消費カロリーを計算していきたいと思います。
さっそく消費カロリーを計算
体重や距離など諸条件を入れると消費カロリーが計算できます。
※もともと入力してあるデータは、僕が金剛山に上ったときのデータです。
これを見ると、1400kcalも消費できたことになっています。5回で1㎏も痩せられる?計算ですね。
※mets法では、1200kcalそこそこですので、それより少々高めに出る印象です。
計算式を見てみる。
登山の消費カロリーは「山における行動中のエネルギー消費量の推定式(中原ら:登山医学, 26巻, 2006)」
より、(体重+ザックの重さ)、(時間+距離+獲得高低差)に比例し、
消費カロリー= ( 体重(kg)+ザック重量(kg) )×
( 1.8×行動時間(h) + 0.3×歩行距離(km) + 10×上り累積標高差(km)+ 0.6×下り累積標高差(km) )
で表されるとのことです。
計算式を解読していく
次にこの計算式を解読していこうと思います。
時間項と歩行距離の項
時間項が1.8METS、
歩行距離の項が、歩行速さを5km/hと考えると、(体重+ザック)×1.5[時間]となりますので、
時間項と足して3.3METSで、散歩の3.3ETSと一致してきます。
この項においては妥当な気がします。
上り累積標高差の項
・物理額において仕事は、1Nの力で、物体を1m動かす力を、1Jと定義されております。
・カロリーとジュールの関係は1cal=4.3Jです。
この計算式より、単純な計算では
体重[kg]×9.8×獲得標高[km] kJ = 2.34 × 体重[kg] × 獲得標高 [km] kcalの消費となります。
それに対して、上りは10×体重×獲得標高となっており少々過剰評価しすぎな気もします。
また、 下りは0.6×体重×獲得標高となっており、 こちらに関しては妥当な気がします。
一応、METS法の確認
それに対してMETS法は下記の通り重さによって変えているようです。
なんとなくこれはこれでおおざっぱな気がしますが、、、どうなんでしょう。
6.5:0-4.1kgの荷物を持って山を登る
7.3:4.5-9.1kgの荷物を持って山を登る
8.3:9.5-19.1kgの荷物を持って山を登る
9.0:19.1kg以上の荷物を持って山を登る
結論
ランニングを3時間続けなさいと言われると非常につらい気がしますが、
登山の場合3時間はむしろ短いくらいに感じます。
カロリーの消費量は、
・2時間の軽いランニングが1400kcalくらいに対して
・3時間の登山が1500kcalくらいのイメージなので、続けやすさとしては全然登山の方がいいと思います。
毎日は軽いランニング、休日は軽い登山が効率的にダイエットができる運動となりそうです!
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