約定日と受け渡し日~投資信託、楽天証券
海外に投資するファンドを用いて、積み立て投資信託を行っていますが、
申込日、約定日、受渡日などいろいろな単語が出てきて分かりにくいのでまとめました!
基準価額の決定
例えば、あなたが友人に
この基準価額1万円の投資信託の商品、100口買っといてよ!!!
よろしく!!
といって100万円渡されたとします。
そして、あなたは、その日のうちに、投資信託を100万円分申し込みをしました。すると次の日、
100口買ってくれって言ったじゃないか!!102口も購入してるぞ!!!
どうなっているんだ!!
と、怒鳴り込んできました。
「え?1万円のものを100万円分買ったけどな・・・」とあなたは思うでしょう。
投資信託はこのようなことが起こります。
なぜなら、投資信託とは、「株式・債券・不動産」などの集まりであり、
その日の株式市場などが閉まらない限り、その商品が何円になるか算出できないからです。
そのため、
・投資信託に申し込みを行う
→申し込みが締め切られる
→投資信託の新しい基準価額が算出される。
→その基準価格(=約定価格)で投資信託を購入する。
という流れになります。
ですので、申込日の基準価額が1万円であっても、株価が大暴落していたら新しい基準価額は下がり、
先ほどのように予定以上の口数が買えてしまうことがあります。
実際の流れは↓
申込日とは
ということで、基準価額の説明をしてきましたが、
申込日についても少々決まりごとがあります。
実は、申込日とは、字のとおり「投資信託の売買を申し込んだ日。」
ではなく、楽天証券の場合、15時の時点で申し込みが成立するので、
~15時までに申し込んだ場合 → 申し込み日はその日
15時以降~に申し込んだ場合 → 申し込み日は次の営業日 になります。
また、15時の時点で申し込みが成立するため、それまでなら売買のキャンセルも行うことができます。
約定日とは
約定日とは、申し込んだ投資信託の「売買が成立する日」になります。
そして、実際に売買される基準価額を約定価格と呼びます。
国内に投資するか、海外に投資するかでこの日も異なり、
・国内の場合 → 申し込み日=約定日となり、
・海外の場合 → 翌営業日=約定日となります。
これは、市場が開いている時間、為替レートの関係によるものです。
これでやっと売買成立か、、、、、と思っていると思いますが、
実は実際にその商品をまだ実際に買ってはいません。。
受渡日
そこで登場するのが、受渡日になります。
この時点でやっと、お金の出し入れがあり、
約定日に決定した基準価額、口数(投資金額)での決済が行われます。
ですので、お金が実際に必要なのは「このタイミング」になります。
これでやっと商品を手にすることができるのです。。。
入金指定日 ※楽天証券の場合
実際に受渡日にお金が必要になるのですが、
楽天証券の場合、入金指定日が定められており、
そのタイミングで入金が行われていないと取引は成立しません。
またそれ以降、その分のお金は出金することができずお金が拘束されます。
積み立てでなく普通に購入した場合
そのまま購入しようとした場合、楽天証券口座に入金されている分しか購入できません。
また、申し込み決定と同時にその分のお金が拘束されるのでご注意ください。
楽天証券の投資信託の積み立て設定した場合
積み立て代金は積み立て指定日の前営業日の午前3時と決まっており
その時間までに入金しておかないといけません。
=購入日の前営業日には振り込んでおかないといけませんのでお気を付けください。
振り込みが遅れると、その取引以外もすべてキャンセルされます。
積立設定の注文状況の画面は下記の通りとなっております。
前営業日の朝5時に注文され、日本で有れば即日約定、海外で有れば次営業日に確定。
その後4~5営業日後受け渡しされるようです。
まとめ
情報を整理しますと、一般的な投資信託の購入に流れは、
という流れになります。少し複雑で嫌になりますが、特に気に留めておくひつようがあるのは、
受渡日にお金をきちんと入れておくことが重要になってきますので、お気を付けください!
ちなみに、楽天証券で購入する場合は、
コメント欄