【絶対にわかる】原油価格マイナスでも原油ETFが買い時ではない理由!ETFは現物取引ではありません!

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【絶対にわかる】原油価格マイナスでも原油ETFが買い時ではない理由!ETFは現物取引ではありません!

原油先物価格がマイナスになった報道が出たことで、

・原油ETF

に注目が集まっています。

しかし、残念ながら原油価格がマイナスになったからといって原油ETFが値上がりするというわけではありません。

YOUTUBEなどでその説明がされている動画が多数アップされているのですが、残念ながらわかりにくいです。

そこで今回は、なぜマイナスになったのにETFが値上がりするとは限らないのか、確認していきます。

原油ETFは原油を持っているわけではありません。。

今が原油ETF買いだ!!と思っている人は図の通り、

・原油をマイナスのうちに買っておいて、高くなった売ろう!!

と考えているのではないでしょうか?

しかし、その考え方は

まったくもって見当はずれです。

原油ETFは『先物取引』で、現物取引とは大きく異なり【期限が設けられた】商品となっているからです。

より具体的に解説すると、先物取引は下の図の通り、ある限られた範囲でしか取引をすることができないようになっています。

ですので、原油先物価格がマイナスは次の月に持ち越すことができません。
それどころか、持っていた人はただただ大損を招いただけということが見てわかると思います。

では、なぜこのような違いが起きるのか、現物取引と、先物取引の違いについて解説していきます。

原油ETFは先物取引!現物取引との違いについて

『現物取引で儲ける』ことは、簡単に言えば、転売ヤーです。

市場で安く仕入れた野菜を、スーパーで高く売れば儲けになりますし、安い時に金を買っておいて、高い時に売ればその差額を儲けにすることができます。

一方、『先物取引で儲けること』は、予約したときより価値が高いか否か?で儲ける方法になります。

少しわかりにくいので、1年後のミカンを予約した場合を考えてみましょう。
1年後のミカンを1kg1000円で予約したとします。

・1年後、ミカンが大豊作で1kg500円で買えたとしたら、予約をしてしまったことで500円損することになります。

しかし、

・台風続きで1年後のミカンの価格が1kg5000円となっていたら、予約をしておいたことで、4000円得をしたことになります。

これが、『先物取引で儲ける』ということです。

原油ETFもこの原理を用いており、

・4/30期限の原油4/1に1000円で買ったとします。

・その後、4/30に1500円になっていたら+500円の利益

・4/30に500円になっていたら-500円の利益

となります。

実際のチャートで確認してみる。

では、この現象を実際のチャートでもう一度確認してみましょう。

今回マイナスになったといわれる原油先物の変動は、下記の通りとなります。

たしかに、4月中旬にマイナスに陥っていることがわかります。

もし、現物取引ができたとしたら、下記図のように、底値で買って、高くなったら売るということができますので大儲けすることができます。

しかし、実際は、そうはいきません。

なぜなら、先物取引は、予約した日には絶対に買い取らないといけないからです。

ですので、実際に取引できる範囲は、下記図の1か月間の中でしか取引ができないことになります。

よって、今回先物価格がマイナスになったことで、大損をこいた人はいますが、儲けることができた人はいないことがわかります。

原油ETFとはどのようなことをしているか?

では、原油ETFとはどのようなことをしているかというと、下記図のように、毎月の売買を代わりに行ってくれる商品になります。

下記図のような場合であれば、1か月目は大損、2か月目は微増となります。
ETFの基準価格は、この売買によって変動しますので、1か月目で大きく下がり、2か月目で微増することになります。

よって、『その月度内に上がるか下がるか=基準価格が上がるか下がるか』になりますので、原油先物チャートとまったくもって連動しないことがわかります。

そこまで買いではないことがわかったとして、でもほしいと思う人は?

上記の通り、原油価格マイナスだ!!という言葉だけに踊らされて、原油ETFを買うことが、いかにおろかなことかがわかったと思います。

しかし、やっぱりこれから伸びていくと思うから買いたいな~と思う人に向けて、もう少しお話ししていきたいと思います。

実際は数か月先まで買える!特に野村原油ETFは12月物まで保有している!!

先ほど、ETFは毎月の売買を自動で行ってくれるだけと説明しましたが、実際は、原油先物取引では、数か月先まで予約をすることができますので、毎月決済していくものではありません。

では、最近のニュースより、月度ごとの保有比率を確認してみましょう。

保有状況は下記の通りとなっており、4月末時点で、直近の6月物を売って、7月や8月、12月物を保有しなおしたことがわかります。

よって、12月までにどんどん価格が上がっていくと考える人は、1699の野村原油ETFを買うことをお勧めします。

しかし、、、デメリットあり。。。

しかし、実はそこまで単純なことではありません。

というのも、再度1699の保有状況をご覧ください。
4/21から4/22にかけて、6月限を売って、12月限を買い足していることが分かります。

しかし、6月限が▲4120になっているのに対して、12月限は+2000にしかなっていません。

これが何を表しているかというと、6月限の2倍以上の価格で12月限を買ったことを意味しています。

すでに12月限の価格は、2倍以上で売れるのではないかという、将来の需給見通しが含まれた価格でなりたっています。

しかも、それまでの金利などものってくるので、何もなくても、将来価格は高く設定されがちなのです。

それでもなお、12月までにはもっと高くなるんだ!!という人は買ってもいいかもしれません。

まとめ

上記のことをまとめると、

原油ETFは、

・期をまたいで持つことができない。
・その期ごとの決算だけで良しあしが決まる。

ことから、

・いくら今、原油が安かろうが、その差で儲けることはできない

ので、

・別に買い時ではない

ということになります。

というか、、、、そんなおいしいことがあればだれもが投資してますよね。。。。

でも、これを知らずして、UBS原油先物ファンドの総資産額は、2週間で19億円→155億円まで膨れ上がっています。。。

きちんと学んで、投資することが大切なことがよくわかりますね!

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