MMT理論の問題点とは?「日本は借金まみれじゃない!破綻しない!」について素人が考える!

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MMT理論の問題点とは?「日本は借金まみれじゃない!破綻しない!」について素人が考える!

最近、巷を騒がせているMMT理論ですが、

・「どれだけ借金をしても大丈夫!!」という理論は間違っている気がするのですが、

・間違っていることを指摘できない。

そんなジレンマに陥ります。

そこで今回は、素人ながら、MMT理論の問題点を考えていきたいと思います。

MMT理論で焦点になる話はこの3点!!

MMT理論で焦点になるところは、

①「赤字国債の発行=国民の所得の増加」であり

②「赤字国債がどれだけ増えても、自国の通貨をすれる日本は破綻しない。」

③そして、「ちょっとやそっとじゃスーパーインフレは起きない」

この3点だと思います。

①「赤字国債の発行=国民の所得の増加」

まずは、赤字国債の発行=国民の所得の増加

という点について、考えていきたいと思います。

例えば、

・国が1兆円赤字国債を発行して、ビルの建設を行ったとします。

・すると、橋の建設を落札したゼネコンに1兆円のお金が入ります。

・受注を受けたゼネコンは下請けに、総額8000億円で工事を発注しました。

・下請けは6000億円で、孫請けを雇い工事を行います。

・孫請けは、材料を2000億円で買い、工事をしました。

すると、

・ゼネコン 10000億円ー8000億円=2000億円の利益
・下請け  8000億円ー6000億円=2000億円の利益
・孫請け  6000億円ー2000億円=4000億円の利益

となり、合計 8000億円 の利益を生みます。(材料費2000億円を除いた分)
※この考え方はGDPと同じです。

このままだと、建設関係の人しか儲かりませんが、実際には、その8000億円が給料となり還元され、食料品を買い、テレビを買い、国民全体に還元されていくことになります。

よって、この「赤字国債が国民の所得の増加につながる」考え方は「正しい」といえます。

また、別の見方をしてみましょう。

下記グラフは、各国の債務残高の国債比率を表します。

日本を除き、対GDP比、約100%で推移していることが分かります。

GDPとは、国民の所得ですので、
先ほど①でお話した「赤字国債=国民の所得」という構図がもろに当てはまっていることが分かります。

また、日本も200%に見えますが、実際には、日銀が約半分持っているので、それを省くと100%程度であるといえます。

財務省のホームページより

国債等の保有者別内訳

②「赤字国債がどれだけ増えても、自国の通貨をすれる日本は破綻しない」

①の説明の通り、赤字国債に伴って、経済が成長していることは、紛れもない事実となります。

では、「この赤字国債がどんどん増えていった場合、国が破綻しないのか?

という点について考えていきたいと思います。

今現在、日本には、1000兆円を超える赤字国債があります。

では、1000兆円国がお金を発行して、この赤字国債を買い取ったとしましょう。

すると、国の借金は0になります。

仕組み上、やろうと思えばできないことはないので、間違ってはいません。

※財政破綻したギリシャの場合は、ユーロで国債を発行していましたので、この手が使えませんでしたが、日本の場合は、この手を使うことができます。

③「ちょっとやそっとじゃスーパーインフレは起きない」

しかし、②の借金はいつでも返済できる!とすると問題になってくるのが、「スーパーインフレ」です。

赤字国債が増えすぎたので、1000兆円のお金を発行してチャラにします!

とすると、どうなるでしょうか?

日本のGDPは500兆円程度ですので、その2倍のお金が発行されることになります。

すると、日本の中にあるお金は500兆円→1500兆円になりますので、単純計算でお金の価値は1/3になります。

300万円で買えていた車は、900万円出さないと買えない状態におちいります。

それに加えて、そんな簡単にお金って増やせるんだ!となると、

「え、日本円って実は、そんなに価値ないんじゃない?」

となることは、間違いありません。すると、日本円の価値は1/3どころか、1/100まで落ち込む可能性まであります。

これがスーパーインフレです。

デフレとインフレと矛盾点。その思想が広まると、インフレが起こる。

MMT理論では、このスーパーインフレがちょっとやそっとじゃ起きないとして、
「スーパーインフレが起きない限り、赤字国債=国の借金を積み上げてもいい。」
と主張しています。

僕は、ここに矛盾点が生じていると感じるのです。

矛盾点を説明するために、インフレ、デフレについて簡単に解説します。

インフレとは、先ほど説明した通り、お金の価値が下がっていくことです。

物の価値に対して、お金が多くなりすぎるとこのような現象になります。

それに対して、デフレとは、お金をそのまま持ち続けるとお金の価値が上がっていく状態です。

特に日本はここ20年デフレが続いています。
しかし、物の価値は上がっていっていると思います。

なぜこのような現象が起こるかと考えると、

「日本は借金大国だ。お金って大事なんだ!!」という教育が行き届いていることで、「お金の価値が保たれている」からだと思います。

しかし、そこで、実は借金をどれだけしてもかまわない。

という観念が浸透したらどうなるでしょうか?

すると、お金の価値が下がり一転してインフレになります。

要するに、

「スーパーインフレが起きない限り、赤字国債を積み上げていい」

という、観念が国民に広がってしまうと、

「スーパーインフレは起きてしまう」

という、自己矛盾が生じているのです。

①②に関しては、お金の流れ、仕組みを考えれば「正しい」といえるでしょう。

しかし、③に関しては、「人間の価値観」次第でどう転ぶかわからないのです。

MMT理論は間違っていない。しかし、チキンレースの様相を呈する。

ということで、

MMT理論について考えてきましたが、

「お金は価値のあるものですよー」

としつつも、

「赤字国債はいくらでも増やしても大丈夫ですよ」

という、この上手いバランスを保ち続けることができるのかが問題になると思います。

そして、いずれ、多くの人が、お金って価値あるのかな?と思い始めるラインがあると思います。その時にバブル以上に、この世界が崩壊していくと考えられます。

現在、日本だけ、このチキンレースに参加せず、緊縮財政を獲り、経済成長を押しとどめているのは、正直もったいない。と感じる部分ではありますので、緊縮財政だけにとどまらず、うまく日本を導いていってくれる人が現れてくれると嬉しいですね!

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